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催眠療法の真実

誤解と、メディアによる偏った扱いについて


催眠療法をお願いします

催眠で、前世が本当に見えるんでしょうか?

催眠術は、怖いので結構です

催眠て、眠っちゃうんですよね?

催眠術で、過去を消してください!




催眠療法について、一般の方に
著しい誤解があるようです

確かに、催眠を専門的に勉強する意外で、その真実を知ることは少ないのかもしれません。

そこで、正しく、本当の催眠という技術の詳細を、皆さんにご説明する必要性を感じました。


まず、よく目にするであろうひとつが、催眠術師が行うショーの様子です。

皆さんも、もしかするとテレビでご覧になったことがおありかもしれませんが、人が急に椅子から立てなくなったり、自分の名前を忘れてしまったり、目の前の人を好きになってしまったり・・・。
まるで、人が思い通りに操られているかのように見えます。

信じられるでしょうか?
それとも、嘘に決まってると思われるでしょうか?

真実を申し上げます。

あれは、おそらく半分は本当です。

おそらくというのは、実際に関わっているわけではないのでわかりませんが、ああいったことが起こることは科学的にも事実なのです。
とある国立大学の心理学の教授も、ゼミで実験として行なっていると仰っていました。

本来、催眠という技術で、あのようなショーを行うことはエンターテイナーの仕事です。

実際に一流の催眠ショーのプロは、もっとすごい現象を起こすこともできます。

一瞬で寝かしてしまう瞬間催眠とか、怪物などの幻覚を見せる幻覚催眠とか。実際に何十回も見たことがありますし、受けた人に感想を聞いたこともあります。


さて、更に驚かれましたか?
まだ、信用できないかもしれませんが、一度でも見ればわかります。

ただし、わたし自身は、一回も自分の意思以外で催眠術に掛かったことはありません。
催眠療法をしているのに、しかも真実だと言っている割には矛盾のように思われるかもしれません。

実は、それらの一見奇跡のような現象は、タイプによって
起こる人と起こらない人がいるのです。
それを被暗示性といいます。
いうなれば、その人が持って生まれた体質に左右されるのです。
奇異な現象を引き起こす催眠術の場合、そのタイプによって大きく違ってきます。

誰もが、あのようになれるわけではなく、そして、大切なことは、被暗示性がどれだけ高くても、わずか数分もすれば自然に解けてしまうのです。

「あれ?いったいなにやっていたんだろう・・・」と、必ず元通りに椅子から立ち上がり、すぐに名前も思い出し、感情も元通りに戻ります。

そのように自分で解いてしまう前に、催眠術師が「はい、元通りになりますよ」と言って、さも
自由に操っているかのように演出しているだけなのです。

まず、テレビで見られるような催眠は、ほとんどが短時間で解けてしまうタイプの催眠です。

逆に、何日も催眠を掛けられたまま、座り続けて立てなくなったという人を実際に見たことがあるでしょうか?

テレビやマスコミは、視聴率に関わる“面白さとインパクト”を追求するのです。

時に、真実よりもそれらが最優先されます。
「映像として面白いこと」それが命です。

全てが番組側の演出であるとは限りませんが、中にはヤラセもあるかも知れませんし、ほとんどがエンターテイメントとしての、その場限りの見世物としての催眠の映像です。


同じ催眠でも、催眠療法というのは、一瞬の面白さを追求するものではなく、心理援助として、あるいは医療行為として行う、
全く別のものなのです。

すなわち、目的も訓練の方法もテクニックも、全てが違います。

私たち催眠のセラピストが目指しているのは、「人を操ること」ではなく、その逆の、
「人を自由に開放すること」であり、「その人がどうなりたいのかを最大限サポートすること」です。

椅子から立てなくなったり、手が動かなくなったりして、果たして人生が豊かになったり喜んでくれる人がいるでしょうか?

そんな風に身体を不自由にしたら、かえってその人を苦しめるだけでしょう。

「ほうら、もう立てなくなりますよ」「さあ、絶対に思い出せませんよ」・・・・・・テレビ以外だったら、ちょっと悪趣味だとは思いませんか?

催眠で、人を思い通りに自由自在に操れるなどということは、ナンセンス極まりない事実無根な話です。
まして、何らかの精神疾患の症状やお悩みが、あのように一瞬にして消えるなどということは、ほぼ不可能です。

しかし、医療の分野では
催眠に関する学会が世界中に存在します
科学的に根拠があるので、学術として取り組み、健康の増進、病気の治療に役立っているのです。
そこでは、もちろん現象として目に見えるものを研究しているのではありません。


しかし、ではなぜテレビでは、一時であるとしてもあのようなことが起こるのか?疑問に思われるでしょう。

それは、元々「面白い体験に興味津々」であるとか、「テレビカメラに映ることはメリット」であるというタレントという職業独特の心理に影響されているのです。

あのスタジオにいるということは、無理やり連れてこられたのではなく、そもそも
「番組に協力的な人たち」なのです。

積極的にそれを楽しみ、体験し、ボランティアとして参加することを良しとした人たちなはずです。

であればこそ、「だんだん踊りたくなりますよ」という暗示(?)にも、協力しようとする、「やってみてもいいかな」と思う人がいるのは当然でしょう。

あそこにいる時点で、催眠術に掛かってみたいという意図があります。
絶対に信じていない、興味がない人など、あの場には存在していないのです。

彼らは、上手く乗せられている、被暗示性が強くてノリの良い人達に過ぎません。
つまり、自分の意思で、好んでそうなっているのです。

催眠術師が上手いのは、そういうノリの良い人を、集団の中からすぐに選び出せることです。

自分でも思いもよらない力を発揮することを
「火事場のばか力」と言いますが、ユング、フロイトの言う「潜在意識」という領域に働きかければ、いつもとは違う能力や、力を誘発することだって出来ます。

東北で震災に遭われたご老人が、飼っていた8キロと5キロの二匹の犬を抱えてビルの屋上まで駆け上がっていたそうですが、ご自身はその時の記憶が全くなかったそうです。


確かに催眠術は、人の心を惹きつける奇跡かも知れませんが、それは儚くも、一瞬の幻のようなものです。

私の場合は、それに乗せられることを心の底で拒んでいるわけです。

「あなたの遊びには、絶対に付き合いません!」と。

それが、自分の意思なのです。


しかし、心理的に健康をサポートするとなれば、そうであってはならない。

米国の精神科医で、世界で初めて心因性の疾患治療に催眠が有効であることを証明したミルトンエリクソン博士は、マスコミによる催眠への悪影響を非常に懸念していました。

テレビやラジオに出演することも嫌いました。

催眠療法士として、そういったニーズに踊らされることを恥じていたのです。

天才と称される医療催眠のスペシャリストのエリクソンでさえ、一瞬どころか、実際のセッションには数時間を要することもあったのです。

それも、確実で安全で安定的な変化を導き出すために。


では、実際の催眠療法はどのようなものかというと、非常に淡々として、派手さもなく、地味で面白さもなく、静かに、いつの間にか終了します。

「え?ボーッとしてるうちに、もう終わったの」とか、「これが催眠!?」とか、「ちょっと寝ちゃってたみたい…」とか、

それは、まるで普通の会話のようでもあり、目も開いていますし、眠ってもいません。

特に、
現代催眠(エリクソン催眠)と呼ばれる技術は、そこが独特です。

テレビのイメージとはかけ離れているので驚かれる方も実際は多いのですが、本来、“暗示”とは、知らず知らずのうちに本人に気づかれないように行うものです。

無意識(潜在意識)とのコミュ二ケーションは、そのようにすることの方が有効だからです。

もう一度申し上げます。

意識されることなく、
知らず知らずのうちに、催眠は終わっていなくてはならないのです。

「今から、元気になれるように催眠を掛けますね」だと、そもそも暗示なんてものでは無くなり、明確な説得行為になってしまいます。
それでは、ほとんど意味がないわけです。


必要な時間をかけて、その人が
本当に望むものを知り、その人自身からその力を引き出すのが「催眠療法」です。


あなたに、決して気付かれないように…、知らず知らずのうちに…。

あなたの望むものが…、いつの間にか…、叶っていることに…


静かに…、そして確かな変化が…、

いま、起こっていることにも…、気付けるでしょう……。

そうです…。その感覚です……。



催眠とは、その人が持っていないと思っているものを、元々持っていたと気付かせることだ
                                    ミルトン・エリクソン


催眠は、あなたを操りません
その人が、本当になりたい自分になります
催眠術と催眠療法は、全くの別物です
催眠術は、非暗示性(催眠に入りやすいか、そうでもないか)に左右されます
催眠は、誰にでも適応できる万能薬ではありません
催眠よりも、他のスキルの方が効果的な場合も多くあります
目を開けていても、催眠状態は起こります
眠りと催眠は違いますが、本人は違いを意識できません
前世は、証明できないものですが、それを癒しに使用する流派があります
気づいたら、それは暗示ではありません
催眠は、繰り返すことで効果が確認できます

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